ジュリアーノ「怪」！裏話その4

アクシデントとはいったい何が起こったのか。

舞台袖の上手と下手には役者が待機してるスペースがあるんです。

私は下手（客席からみて左側）にだいたいいました。

出てくる頻度が高い方の舞台袖にはそれぞれ役者が使う小道具が置いてあるテーブルがありました。

袖の奥には明かりがあるんですが、上手（右側）の明かりは舞台が暗転したとき光が気になる
とのことで消していたんです。

そうなると、かなり暗いのでオープニングに使ったライトを手元の明かりとして使って
小道具を探したりしてたわけです。

スクリーンや絵画を上げ下げする綱場には明かりがついているんでが、どうにも暗くてみづらい。

ロープに目印をつけて位置を決めているので、すばやく操作するとメガネだということもあって
うっかりすると視界からはずれ目印を見失うことがありました。

なのでライトでロープを照らしながら操作してたんです。

そろそろ操作しなきゃいけないからスタンバイしようと、テーブルのライトを探すと・・・



んん！！ライトが無い！？



それぞれが使うライトにはナンバリングしてあるので、明らかに自分のライトがないんです。

最悪無くてもなんとか見えなくもないんですが、あったほうが確実にいいのであせりました。

あちこち探したけどみつからず、しょうがないので他の人が使ってたライトを拝借しました。

それで本番は事なきをえたんですが・・・。

いったいどこへ行ってしまったのか。


公演後。


私がいたほうとは逆の上手では、同様にライトが見つからなくて小道具が見えないため
中林さんが下手に来てライトを持っていったという事実が判明しましたｗ

どうやらオープニング後、上手に置いていたライトの位置がわからなかったようです。

結局、上手のライトはわかりづらいもののちゃんと置いてあったようですが。

犯人は、ばやぴょんだったか・・・ｗ